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犬と猫の食欲不振|ご飯を食べない理由や対処法は?

愛犬や愛猫がご飯を食べないことは、飼い主にとって心配な状況です。特に普段は食欲旺盛の子が急に食べなくなってしまうと、病気なのではないかと不安になってしまいますよね。

食欲不振は、言葉を話せない犬や猫たちからの重要なサインの一つです。しかし、その原因はほんの些細なことから深刻な問題まで、多岐に渡ります。そのため、ペットの様子をよく観察し、見逃してはならない食欲不振に早く気が付くことが重要です。

この記事では、犬や猫がご飯を食べない原因や考えられる病気、対処法、予防法やご家庭での注意点について解説します。

■目次
1.食欲不振の原因や様子
2.考えられる病気
3.対処法
4.予防法やご家庭での注意点
5.まとめ

 

食欲不振の原因や様子


食欲不振は、ストレス、加齢、病気など、さまざまな要因によって引き起こされます
食に関心の低い犬や猫の場合、遊びなど他のことに夢中になってしまい、食事を取らないこともありますし、避妊手術をしていないメス犬やメス猫の場合、発情期に食欲が減退することも知られています。
また、おやつの与えすぎや、急なフードの変更もご飯を食べなくなってしまう原因となります。

病気が原因で食欲不振に陥っている場合は、元気がない、下痢や嘔吐をしているなど、他の症状も出ることが一般的です。このような症状が見られた場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
また、受診する際は、普段の食欲から何パーセントくらい減少しているのか、おやつなどの好物は食べるか、食欲不振以外の症状は出ているかなどが分かると、診断の助けになります。

 

考えられる病気


食欲不振は、以下のようにさまざまな病気と関連している可能性があります。

・口腔内の疾患:口内炎、歯周病など
・消化器系の疾患:胃腸炎、膵炎など
・腎臓病
・肝臓病
・心臓病
・内分泌系の疾患:甲状腺機能低下症など
・腫瘍性疾患
・感染症

様子がおかしいと感じた際は、早めに獣医師に相談することがおすすめです。

 

対処法


ストレスが原因で食欲不振に陥っている場合、なるべくストレスの原因を取り除き、ペットがリラックスして食事ができる環境を整えてあげましょう。

また、病気が原因で食事が取れない場合は、病気の治療が先決です。対処法は病気の原因によって異なるため、獣医師の指示に従いましょう。

 

予防法やご家庭での注意点


犬や猫は、ちょっとしたストレスが原因でご飯を食べなくなってしまいます。食欲不振の予防には、なるべくストレスを減らし、安心してゆっくり食事が取れる環境を整えることが重要です。

また普段から愛犬・愛猫の食習慣に気を配り、病気の早期発見につながる観察を日常的に行うことも大切といえるでしょう。
病気の早期発見のためには、健康診断も忘れてはなりません。定期的な健康診断を心がけましょう。

犬や猫の健康診断の重要性についての記事はこちらで解説しています。

 

まとめ


食欲不振の原因はさまざまですが、病気の兆候である可能性もあるため、軽視せず適切に対応することが重要です。愛犬や愛猫の日常の様子に注意を払い、異変を感じたらすぐに獣医師に相談するようにしましょう。

 

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